住宅の価値は、新築の時点から年数が経過するごとに下がり、20年を過ぎる頃には建物の価値はほとんどなくなるとされています。
築10年の一戸建ての場合、売却する際にはどれだけの価値が残っているのか気になっている方もいらっしゃることでしょう。
今回は、築10年の一戸建ての相場価格や売却のコツ、売却時の注意点についてご紹介します。
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築10年の一戸建ての売却価格相場
新築の住宅は、1年ごとに約5％ずつ価値が減少するとされています。
そのため、築10年になると相場価格は新築時の50％、つまり半分の価値になってしまうわけです。
一戸建ての価値が下がっていく理由は、住宅が経年劣化するためです。
木造一戸建ての法定耐用年数は22年と定められており、新築から22年経つと、建物部分の価値はなくなります。
近年、中古住宅の購入が増えてきていますが、市場全体では新築住宅に対する需要が依然として高く、中古物件の需要が新築を上回るにはいたっていません。
中古住宅は年数が経つほど、設備の交換費用がかかるのが、売れにくくなる要因とされています。
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築10年の一戸建てを売却するコツ
築10年の物件は、まだ雨漏りやシロアリなどの瑕疵が発生していない場合が多く、多少高額であっても売れる可能性があります。
そこで、売却期間に余裕を持たせて、相場より少し高額な売り出し価格に設定するのがコツです。
ただし、この期間までに売れなければ、値下げするといった期限を決めておくと良いでしょう。
ま内覧の際には、建物の経年劣化を感じさせないように、物件をすみずみまで清掃することが不可欠です。
潜在的な買い手は、特に玄関や水回りを注意深くチェックし、室内の臭いや細かな傷などにも敏感です。
売却には余裕をもったスケジュールを組むことが重要で、整理整頓して内覧に臨むことで、物件を魅力的に見せることができます。
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築10年の一戸建てを売却する際の注意点
不動産を売却する際は、住宅ローンを完済しなければなりません。
そのため、不動産を売却した際の売却益で残債を返済しきれない場合は、売却自体ができないため注意が必要です。
また、建物の状態に関する注意点として、発生している瑕疵を買主に伝えていないと、契約不適合責任を問われる場合があります。
専門家に住宅の状態をすみずみまで確認してもらうホームインスペクションを実施して、瑕疵の伝え忘れがないようにしましょう。
くわえて、売り出し前にリフォームに費用をかけすぎると、かかった費用を回収できない可能性が高まります。
売却価格にリフォーム代を上乗せすると、その分売れにくくなるため注意が必要です。
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まとめ
築10年の一戸建ては、市場での需要はあまり高くないとされており、価格相場は新築の50%程度が一般的です。
しかし、内覧に力を入れれば、高めの価格で売却できる可能性もあります。
住宅ローンを返済しきれない場合は、売却自体を進められないため、売却価格の設定は慎重に行いましょう。
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